一日に続けて二つの書評を書いているあたり、おそらく暇を持て余しているのであろう。今回は前回に引き続けて「善と悪の経済学」の書評の続きを書こうと思う。

やはり表現するという行為は良いもので、雑多な考えを整理し、次の読書につなげるのにうってつけであるように思う。

――だらだらの筆を取り上げてみたものの、今回のテーマ自体は非常に難解である。かつ作者であるトーマス・セドラチェク氏の史観については疑念を抱くべき箇所はいくつもあった。

今回は第一章を取り上げる。本章では「ギルガメシュ叙事詩」を取り上げ、その内容から、古代の人間と自然の関わり、(=経済活動)の様相を語っている。

・「都市」は人間と自然を二分にし、それによって、自然は人間の生産活動の根本にある。

・自然状態の人間とは何か、それは裸のものではなく、都市に住むものである。

本当にそうか?自然と人間の対立は西洋特有の史観であるように思えてならない。

以上。